ブログ番外編 (スケール機の奨め)キャノピー

 面識のある知り合いからよく質問が有るので私なりの方法でまとめました。遅くなってすいません

自作機を作っていて、胴体は何とかなるけどキャノピーをどうしたものかと

バキュームで大げさにはしたくないんだけども、、、    と言う事でやりました。

まず木型(バルサ築層)を納得いくまで削るしかありません!パテを使わないように慎重にサンディング

パテは、エンビの熱で侵され跡になるので、透明部分にだけは使わないで下さい

普通の木材でも良いのですが、加工が大変で〜でも松金さんなどはノミで荒削りするので楽だと言ってます、 エアーツールなどは普通はないでしょうから

電動サンダーでも硬い木は削ると焦げ臭くて〜 

この例では、目安になるラインをピラニアソウで切込みを入れています。

 

15mmほどかさを上げて木型を乗せます

6mmのベニア板で木型より2mmほど大きく押さえ枠を作ります。

これは必ず使います。これが無いと絞りきれません!

(押さえ枠の内側は、擦れるのでサンディングしてエンビに傷がつかないように準備します。)

 

この例では木枠がありあわせの為 もう一回り大きい枠のほうがやりやすいです。

もしバキュームの場合はさらに もう二回りほど大きな枠の方がエンビが型に馴染み易いです

火であぶる時 熱くないように枠の棒を長めにしておきます

両面テープでエンビ(今回は20クラスで0.7mm)を固定して

  

1200wの普通のストーブです。

こんな感じであぶります。(エンビ板はところどころネジで止めてあります) 溶けて穴が開かないように

枠を持ち上げたり移動したり全体を動かして様子を見ます。

さほど意味はありませんが、なんとなく裏表あぶります。

そのうち真ん中あたりから急に質感がさらに透明に変わりエンビ自体の熱伝導で四隅まで 溶けたな〜といった状態が行き渡ります。

静電気でゴミを呼ぶかもしれませんから型に当てる下面をフッと吹いてちりを飛ばして〜 型に持って行きます。

 

ガスレンジの炎でも構いませんが、その場合とにかく動かして熱が均等に行くように気をつけます。

ガスの炎先端から30センチほど離して(強火の遠火) カートリッジ携帯のコンロの方がススが付きにくいと思われます。

へナへナと溶けて薄い煙が上がります。 溶けて穴が開いたりするなどの経験でコツをつかんでください

ゆったり3分くらい掛けてあぶったら、あわてないで大丈夫です。やけどには注意!

 

以前何かで ラジ技?だったかな〜 ホットプレートが良いと言う記事を見た記憶があります。

 

ゴミが挟まれると跡になりますので、気を付けます。型にもフーッ!と   吹いてもくっついていたりしますので

さらに手でなでて確かめます。

落ち着いて、エンビをかぶせてすぐに枠をかぶせます。場合によっては足も使います。

枠を取れば〜出来上がり

余裕があれば、ついでにもう一つか二つ作っておきましょう!型は後々少し小さい飛行機に

再利用してゆけば、ブロックの値段も分散できるでしょう

 

洗剤で水洗いして、マスキングして塗装部分を #1000以上のサンディングで脚付けして塗装です。

生の燃料は 掛からないでしょうし、排気がサイドでなく下ならラッカー系缶スプレーでもいいでしょ!

裏側も塗装が回らないようにマスキングします。

 

刷毛でもシンナーを入れすぎないように(1:9)大きめの刷毛で一気に塗れば綺麗に行きます

たとえば、エアロスバルの場合など

ウレタン白に黒1滴、赤、黄、青など0.5滴(この辺はほんのちょっとずつフイルムに色を置いて確かめながら)白フイルムにあわせて調色するとキャノピーの違和感がありません

これは20クラスで0.7mm又は0.5      50クラス以上ですと1mmのエンビがよさそうです。(0.6mm 0.8mm 0.9mmと言うのも見たことがあります)

純粋なエンビ板が一番扱いやすいですが、大工センターによってはあぶると白化するタイプ(例として商品名サンデーシート)

しか置いてなかったりします(アクリルが混ざっているみたいです)私は間違って買ってしまいましたが、試作機や試しうち、平面に使っています。

白化した場合 #1000でサンディングしてクリアー吹き付け塗装すると直りますが、吹きつけもやりたくない場合は、他のエンビ風の板を見つけてください

端っこを触ってパリッとしてるのがアクリルが多い素材  エンビは実にやわらかいです。

 

ただし半アクリルエンビ(都合上こう呼ばせていただきます)は、0.5mmでもエンビよりカチッとしているし透明度も高く とても美しいので

上の画像のように平面や湾曲 (例はフォッカーフレンドシップですYSではありません) で使うとすんばらしいです。

最近ペット素材のリサイクル板も多いですね、バキューム素材などとして評判はいいみたいです。(値段、透明度、瞬間接着剤の付き、熱の変形度合い)

どれもすぐれていると言う記事を見ますが、残念ながら私はまだ使ったことがありません

中国では大変普及していて一番安いのですが、ゆえに 初めから気泡や異物が素材の段階で混入していたので、避けました。

中国製のキットは皆これですが、いい素材が無かったので家のスバルは高価なエンビを使いました。

昔からよく紹介される 上記のようなやり方でやってみました。ヒートガンで2時間格闘しましたが、私にはとても難しく結局出来ませんでした!

別な型も昔から何度もやっては見ましたが、一度も成功したことはありません。

 

 

 

 

 

1品ものなので塗りました。

こうなりました。  FA−200 エアロスバル 20 遊べる完全対称翼

シンプルな4ch4サーボ! 

w1150mm>総重量1150g 偶然の一致!

エンジン OSサーパス26←このエンジンも名器ですよね〜 (2サイクルの場合20クラス)

これは、レーザーカットも利用したバルサキットで製品化します。  

↓こんなサスペンション付きで!